こんにちは☀️
柴山音楽教室 柴山けいこです🎵
今日は娘と一緒に映画『国宝』を観に行ってきました。
大河ドラマ好きな娘は、横浜流星さんや吉沢亮さんをはじめ、馴染みのある俳優さんがたくさん出ていることにワクワク。私も一緒に、期待たっぷりで映画館へ。
そして始まった映画は…想像を超える美しさと、胸がぎゅっと締めつけられるような、深くて静かな感動に包まれていました。
"芸術に人生をかける"という重み。
簡単に語れるものではないけれど、その中にある光と影、強さと弱さ。
ただ美しいだけじゃなく、人としてどう在るかを問われるような、そんな作品でした。
映画を観ながら、ふと思い出したのが、子どもの頃の発表会でのこと。
とても上手に弾いていた子がいて、私はぽろっと
「〇〇先生の娘さんだから上手なんだね」
なんて言ってしまったんです。
すると、当時の私の先生が静かにこう言いました。
「なるほど、じゃあけいこちゃんはおばさんがピアノの先生だから上手なんだね。」
私は「違う」と答えました。
すると先生は、
「その子も同じだよ。上手なのは、たくさん練習して努力したから。誰の子とか、そんなことは関係ないのよ。」
と教えてくれました。
その言葉にハッとしたあの日の気持ちが、今日の映画と重なってよみがえりました。
私は音楽を教える立場として、
「努力する人をちゃんと見てあげられる人でいたい」と、改めて思いました。
(私の先生、本当に素敵な人なんです🥺✨)
映画も、先生の言葉も、
誰かになることではなく「自分として生きること」の意味を問いかけてくれた気がします。
そして、生徒たちがそれぞれのペースで一歩ずつ成長していく姿を、これからも大切に見守っていきたいなと思います✨